2020年4月から1年間の育児休業を取得している男性教員です。毎日の育児日記を中心に、男性の育休のリアル、育児に役立つアイテム紹介をしています。

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ヒルシュスプルング病の息子の記録 育休365日の記録【ただの日記】

Re.Re. 息子の入院 Day 1【育休188日目 10.6】

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3ヶ月(あと数日で4ヶ月ですが)の息子、またまた入院です。

ブログにはたびたび載せていますが、息子はヒルシュスプルング病という病気の疑いがあります。

腸の神経節細胞が、発達の途中で形成が止まってしまい、それ以降の神経節細胞がないという病気です。簡単にいうと。

なので、うんちやおならが、お尻に向かって途中までは運ばれてきますが、神経節細胞が途切れたところ以降にうまく送り出されず、便秘症状などを引き起こします。

息子も便秘症状が生まれてすぐからあり、検査のためにこれまで3回入院。

前回、腸の粘膜を採取して神経節細胞があるかどうかを調べる、直腸粘膜生検を行うも、採取した細胞が小さ過ぎて判定不能という残念な結果に。

今回はそのリベンジになります。

病院が遠いので、入院の時は毎度娘を保育園へ。

しかも今日は迎えの時間に間に合わないので、じいじに迎えをお願いしています。そのあとは、私が帰るまで妻の実家で待つことに。

いつもと違う状況に娘が困惑しないかと思いながら、保育園まで送って行き、おやつを食べ始めたあたりで説明します。

「今日は病院が遅くなるから、じいじかばあばが迎えに来るよ。だから、ばあばのおうちで待っててね。」

てな具合で。

もしかして、ちょっと泣かれるかと思いましたが、すぐに理解したようで、

「おとうさんくるまで、まってる♪」

とのお返事。

あなた素晴らしいな!

状況を納得した上で、あとでお父さんが迎えに来るんですね?というところまで頭が回ったようです。

2歳半にしてこの理解力と言語力。やっぱり天才かもしれない 笑

それはさておき。

おかげでスムーズに保育園を離れられました。

今日の入院は午後に行けばいいので、帰ってからは前日の洗濯物を畳んだりして過ごし、余裕を持って病院に向けて出発でき…、

るはずが、出がけに息子がおっぱいを飲み始め結局ギリギリに。

まあ仕方ないよね、と思いつつ、お昼ご飯のパンをかじりながら向かいます。

病院に着いて、大量の荷物を持って4階の小児外科の病棟へ。

コロナの時代になってから病院は何かと面倒になっていますが、現在は面会禁止、ということで基本的には病室に入れるのは付き添い一名です。

とはいえ、荷物くらいは持って行ってもいいんだろうと思っていましたが、今回はそれすらダメになっていました。

なので、持たせるには申し訳ない大荷物を看護師の女性に預け、妻が説明を受ける間少し面会スペースで待ちます。

ここに来るのも慣れてしまって、いろいろ勝手がわかってきちゃってるのが嫌だなあ、なんて思いながら外を眺めたりして待っていると、病衣に着替えた息子を抱っこした妻が来ました。

続いて、さっきの看護師さんとさらにもう2人。

何事?と思っていると、お二人は実習に来ている看護学生さんと、その先生だそう。わざわざ丁寧にご挨拶いただきました。

こちらもよろしくお願いしますと挨拶した後に、先ほどの看護師さんから今後の予定を説明していただきました。

聞くと、

この後15時から注腸造影検査。

明日の午前9時頃から全身麻酔による直腸粘膜生検を手術室にて。

そのため、ミルクは夜中3時まで。母乳は5時まで。水分は朝7時まででストップしてそれ以降は絶食。検査後、様子を見て、医師の許可が出たら絶食解除。

いやいや、夜中寝てるし。と思いますが、仕方ないですね。

その後経過が順調であれば、明後日退院ということでした。

前回の検査は麻酔をしないで行ったため、息子は泣きっぱなしだったので、落ち着いて検体を取るために全身麻酔に切り替えたのかなあ、なんて考えながら話を聞いていました。

説明が終わったあとは、息子と妻と話をしてから帰りました。

息子は私の顔を見てニコニコしていますが、病衣を着て入院モード。こんな小さいのになあ、大変な思いしているな、といつも思います。

ちっちゃい手。

今回は6人部屋ということで、妻も気を使いそうな予感。3日間と短いとはいえ、妻の疲れ具合も心配なところです。

後ろ髪を引かれながら、エレベーター前で見送られて帰ります。

そして、そろそろ娘はお迎えの時間。改めて妻の家族のグループLINEにお願いする旨連絡してから自分も帰ります。

妻の実家に着くと、玄関の音で気づいた娘が走ってきました。

その顔はほっとしたような、不安なようななんともいえない表情。

ゆっくり近づいてきて、抱きついてきました。

楽しく遊んで過ごしつつも、心細かったんだなあと実感しました。

待っててくれてありがとね。

今日も娘に助けられました。

その後、夕食までいただいてアパートに戻ります。

夕飯を待つ間に、今日はお母さんと弟は帰ってこないということを説明すると、少し涙。

お母さんとテレビ電話もしましたが、電話がつながると急に、

「ねむい…。」

とか言い出して、画面からフェードアウトします。

顔を見たらさらに寂しくなっちゃったようです。

家に帰って、お風呂に入ろうとすると、いよいよ今日はお母さんがいないとわかり、また涙。

こんな時は、ひたすら気持ちを受け止めて甘えさせて、隙を見て笑わせにかかるしかありません!

なんとか、お風呂が終わると、そこで何かが切り替わったようで、その後は泣かずに絵本を読んで一緒に寝ました。

出産の時は連日泣かれたなあ、と懐かしく思い、この子は成長したなあと改めて感じます。

明日まで、またお父さんとの二人暮らし。

たくさん笑わせてやろう、と心に誓いました。

【本日の一枚】

妻の実家でお菓子をかじる娘。保育園で着替えてきた服の色味が秀逸 笑

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