3ヶ月(あと数日で4ヶ月ですが)の息子、またまた入院です。
ブログにはたびたび載せていますが、息子はヒルシュスプルング病という病気の疑いがあります。
腸の神経節細胞が、発達の途中で形成が止まってしまい、それ以降の神経節細胞がないという病気です。簡単にいうと。
なので、うんちやおならが、お尻に向かって途中までは運ばれてきますが、神経節細胞が途切れたところ以降にうまく送り出されず、便秘症状などを引き起こします。
息子も便秘症状が生まれてすぐからあり、検査のためにこれまで3回入院。
前回、腸の粘膜を採取して神経節細胞があるかどうかを調べる、直腸粘膜生検を行うも、採取した細胞が小さ過ぎて判定不能という残念な結果に。
今回はそのリベンジになります。
病院が遠いので、入院の時は毎度娘を保育園へ。
しかも今日は迎えの時間に間に合わないので、じいじに迎えをお願いしています。そのあとは、私が帰るまで妻の実家で待つことに。
いつもと違う状況に娘が困惑しないかと思いながら、保育園まで送って行き、おやつを食べ始めたあたりで説明します。
「今日は病院が遅くなるから、じいじかばあばが迎えに来るよ。だから、ばあばのおうちで待っててね。」
てな具合で。
もしかして、ちょっと泣かれるかと思いましたが、すぐに理解したようで、
「おとうさんくるまで、まってる♪」
とのお返事。
あなた素晴らしいな!
状況を納得した上で、あとでお父さんが迎えに来るんですね?というところまで頭が回ったようです。
2歳半にしてこの理解力と言語力。やっぱり天才かもしれない 笑
それはさておき。
おかげでスムーズに保育園を離れられました。
今日の入院は午後に行けばいいので、帰ってからは前日の洗濯物を畳んだりして過ごし、余裕を持って病院に向けて出発でき…、
るはずが、出がけに息子がおっぱいを飲み始め結局ギリギリに。
まあ仕方ないよね、と思いつつ、お昼ご飯のパンをかじりながら向かいます。
病院に着いて、大量の荷物を持って4階の小児外科の病棟へ。
コロナの時代になってから病院は何かと面倒になっていますが、現在は面会禁止、ということで基本的には病室に入れるのは付き添い一名です。
とはいえ、荷物くらいは持って行ってもいいんだろうと思っていましたが、今回はそれすらダメになっていました。
なので、持たせるには申し訳ない大荷物を看護師の女性に預け、妻が説明を受ける間少し面会スペースで待ちます。
ここに来るのも慣れてしまって、いろいろ勝手がわかってきちゃってるのが嫌だなあ、なんて思いながら外を眺めたりして待っていると、病衣に着替えた息子を抱っこした妻が来ました。
続いて、さっきの看護師さんとさらにもう2人。
何事?と思っていると、お二人は実習に来ている看護学生さんと、その先生だそう。わざわざ丁寧にご挨拶いただきました。
こちらもよろしくお願いしますと挨拶した後に、先ほどの看護師さんから今後の予定を説明していただきました。
聞くと、
この後15時から注腸造影検査。
明日の午前9時頃から全身麻酔による直腸粘膜生検を手術室にて。
そのため、ミルクは夜中3時まで。母乳は5時まで。水分は朝7時まででストップしてそれ以降は絶食。検査後、様子を見て、医師の許可が出たら絶食解除。
いやいや、夜中寝てるし。と思いますが、仕方ないですね。
その後経過が順調であれば、明後日退院ということでした。
前回の検査は麻酔をしないで行ったため、息子は泣きっぱなしだったので、落ち着いて検体を取るために全身麻酔に切り替えたのかなあ、なんて考えながら話を聞いていました。
説明が終わったあとは、息子と妻と話をしてから帰りました。
息子は私の顔を見てニコニコしていますが、病衣を着て入院モード。こんな小さいのになあ、大変な思いしているな、といつも思います。
今回は6人部屋ということで、妻も気を使いそうな予感。3日間と短いとはいえ、妻の疲れ具合も心配なところです。
後ろ髪を引かれながら、エレベーター前で見送られて帰ります。
そして、そろそろ娘はお迎えの時間。改めて妻の家族のグループLINEにお願いする旨連絡してから自分も帰ります。
妻の実家に着くと、玄関の音で気づいた娘が走ってきました。
その顔はほっとしたような、不安なようななんともいえない表情。
ゆっくり近づいてきて、抱きついてきました。
楽しく遊んで過ごしつつも、心細かったんだなあと実感しました。
待っててくれてありがとね。
今日も娘に助けられました。
その後、夕食までいただいてアパートに戻ります。
夕飯を待つ間に、今日はお母さんと弟は帰ってこないということを説明すると、少し涙。
お母さんとテレビ電話もしましたが、電話がつながると急に、
「ねむい…。」
とか言い出して、画面からフェードアウトします。
顔を見たらさらに寂しくなっちゃったようです。
家に帰って、お風呂に入ろうとすると、いよいよ今日はお母さんがいないとわかり、また涙。
こんな時は、ひたすら気持ちを受け止めて甘えさせて、隙を見て笑わせにかかるしかありません!
なんとか、お風呂が終わると、そこで何かが切り替わったようで、その後は泣かずに絵本を読んで一緒に寝ました。
出産の時は連日泣かれたなあ、と懐かしく思い、この子は成長したなあと改めて感じます。
明日まで、またお父さんとの二人暮らし。
たくさん笑わせてやろう、と心に誓いました。
【本日の一枚】