こんにちは!NIKEです!
世の中のお父さん(これからなる予定の方も含む)の方で、現在育児休業の取得を検討している、または、取得することが決まっているみなさま♪
男性が育児休業を取得するメリットってあるの?あるとしたら何なの?と思っていませんか?
この記事では、これらの内容をお話しします。
目次
私は、特別支援学校に勤務している34歳。娘(そろそろ3歳)と息子(そろそろ8ヶ月)、2児の父で、2020年4月から1年間、夫婦揃って育児休業を取得しています。実際に育休の経験をゆるっとお話ししていきます♪
1.男性が育休をとるメリットって?
まずは、実際に経験してわかったメリットを紹介します♪
1−1 子どもの小さな成長が見て取れる
まず、子どもの小さな成長の過程を夫婦、親子で共有することができます。
仕事をしていれば、朝の時間と帰ってから寝るまでの時間くらいしか子どもの様子を見る時間がありませんよね。
週末一緒に出かけた時に、
「あれ?いつの間にできるようになったの?」
なんて思うことありませんか?
その時も成長を感じることはできるのですが、その成長には、ちょっとずつできるようになって来た過程があるのです。
育児休業を取得して一緒に生活することで、その過程を共有して、励ましたり、一緒に喜んだりできます。
例えば、怖くて大人と一緒にしかできなかった遊具が、いつのまにか1人でできるようになること、ありますよね?
最初は一緒にやっていたのを、ちょっとずつ離れて見守るようにして、応援しながら遊んでいくうちに1人でできるようになり、そのうち1人でどんどん遊ぶようになります。
結果だけを見て褒めるのでなく、それまでの経過を知っていることで、できたときの感動が増すのはもちろん、子どもが積み重ねてきた過程も褒めてあげることができます。
一番いいのは、「できた!」の瞬間を一緒に喜ぶことができること!
最初にできた瞬間というのは子どもの人生でたった一回ですし、子どもにとっては自分の喜びを共有してもらえる嬉しさを感じて、自信をつけることにつながります。
1−2 世のお母さんたちの凄さがわかる
令和の時代になっても、母親が子育て、父親が仕事、という風潮は残っているように感じますが、皆さんの周りではどうですか?
母親は子育てやって当たり前、なんて思ってはいませんか?
そんな考えは、育休を経験すると一瞬で消えて無くなります 笑
子どもが大きくなってからであればわかりませんが、小さな子どものいるお母さんが1人で家事育児をやるというのは、並大抵のことではありません。
まず、育児は思った通りのペースで進むということが、まずありません。
例えばミルクをあげるにしても、3時間おきとは言えどそれはあくまで飲むサイクルの話であって、次のミルクの時間までに起きることは、毎回違います。
もちろん飲んですぐに寝てくれることもあるでしょう。
でも、
「飲んだのに何だか泣き止まない!」
「眠そうだけど寝付けなくて、ずっと抱っこしてるハメになる。」
「寝たと思って家事に取り掛かったら起きちゃった!!」
日によって本当にいろいろなことが起こるし、成長して行く過程でもその様子は変わっていきます。
そんな時間の隙をついて、炊事洗濯。
全部終わって余裕でお茶をする。なんてこと、週に1回でもあれば儲けもん。そんなレベルです。
しかし、世の中には、その状況を乗り越えて、午前中から公園にいる2、3人の子どもを連れたお母さんやお父さんがいたりします。
その人たち、普通じゃないですからね。神技級の仕事を成し遂げた上でそこにいますからね!本当に。
出かける準備もしかりで、1人で出かけるのとでは比較にならないくらい物が必要です。
換えのおむつ、着替え、お尻ふき、汚れたおむつ用の袋…。もちろん慣れればささっと準備できちゃいますが、不慣れな時は時間がかかるし、忘れるし悲惨なものです。
育休を取ると、ワンオペ育児がいかにすごいかを思い知らされます。
このことだけでも、育休を取る価値あり!と思います。
1-3 感謝の気持ちが芽生える(高まる)
1−2にも関わりますが、普段子どものお世話をしてくれている人の大変さがわかれば、感謝の気持ちも当然高まります。
「今でも毎日妻に感謝してます!」という方もいらしゃるでしょう。それは素晴らしいことです♪
でも、多分その感謝の程度では足りなかった、ということに気づくと思います。
私も、家事育児、お弁当まで作ってもらって感謝していましたが、実際の大変さを知ると、いかに自分の感謝が浅かったかを知りました。
わかる前は、お弁当ありがとう!とか、子どものお世話ありがとう♪てな感じで、家事や育児のそれぞれの事柄に対して感謝していましたが、それに加えて総合的な労力に対して感謝できるようになります。
さっきも言いましたが、思い通りに動いてくれるわけではない育児の隙間に家事をしてくれていたのです。
質、量ともに自分のイメージのはるか上をいっていました。
自分が身をもって経験すると、感謝の気持ちも自然と高まって、今までよりもっともっと気持ちを込めて「ありがとう。」が言えるようになりますよ♪
1−4 働かなくてもお金がもらえる
言い方が悪い感じもしますが、大事なことですよね。
仕事を休んで育児に集中できるのはいいですが、お金が入ってこないのでは生活できません。
制度をしっかり理解しておく必要はありますが、仕事に行かなくてもお金をいただける仕組みがあるのであれば、使わない手はありません。
育児休業に関しては、【育児休業手当金】というものがあり、休む前にもらっていた給料の69%を受け取ることができる制度があります。
しかも、夫婦で育児休業を取得していればその期間が延長されるという制度もあります。
ここでは詳しく書きませんが、制度をしっかり理解していればお金の心配をすることなく育児休業を取得することができるのです。
※ただし、受け取る期間と受け取りの開始時期など、注意が必要なところがあります。
2.デメリットもないわけではない…。
いいことばかり書きましたが、デメリットがないわけでもありません。
2-1 間違っても楽ではない
これまで書いてきた通り、間違っても家事育児は楽な仕事ではありません。毎日バタバタします。
うちなんか2人で休んでるのに毎日ヒーヒー言ってます。
もちろん、作戦をうまく立てて進めればもう少しうまくできるのかもしれませんが…。
もしかすると、
「仕事行かなくていいし、子どもの世話なんて楽勝だろう♪」
なんて思っている方もいるかも知れませんが、恐らくその幻想は簡単に打ち砕かれます。
仕事は時間が決まっていて、残業はあるにしても休憩とかありますよね。
あとは、大人相手なので、ある程度先読みして行動できると思います。そして週に2日くらいは休みがありますよね。
※もちろん体を壊すくらい大変な環境でお仕事している方もいらっしゃることでしょう。そのお仕事を楽だろう、なんて言うつもりは全くありません。
家事育児を仕事と同じように捉えると、特に小さい赤ちゃんがいる家庭の家事育児は、24時間営業、週7日勤務、休憩の有無はその日による、という会社です。
始まる前に楽だろうと思って育休をスタートすると、最初は疲れちゃうかもしれません。
2-2 人と合わなくなる
これは当たり前のことですが、今まで仕事で毎日色々な人と会う生活をしてきたのが、育休に入った瞬間、ほぼほぼ家族としか会わない生活に変わります。
これはもちろん幸せなことではあるのですが、程よい距離感はいい関係を続けるのに大事だったりしますよね? 笑
今までは、家庭で何かあっても、仕事に行って頭を切り替えて帰ってきたり、逆に仕事のイライラを家庭で癒してもらったりしていたかもしれません。そういう切り替え方がなかなか難しくなります。
おうち以外で過ごす場所では、公園や子育て支援センターなどがありますが、毎日会って話す人がそこまで多いわけではありません。
しかも、これを執筆している2021年2月現在、新型コロナウイルスの勢いは収まっておらず、まだまだ気軽に出かけられない環境が続いていて、余計に大変な状況です。
家事や育児に追われていると、ストレスも少なからずあるので、それを発散する機会を上手に作ることが大事になります。
せっかく育休をとって家族と過ごせるのに、その家族との関係性が悪化したのでは元も子もありません。
奥さんとバランスをとりながら、出かけたり友達と会ったりする機会を自分で作ってリフレッシュするのも大事ですね。
また、平日の公園や子育て支援センターなどで普段なかなか交流する機会のない人との関わりを持つことができます。
子どもを通してよそのお父さんやお母さんと会話したり、保育士さんなんかとお話しする機会もできます。
そこをポジティブに捉えて積極的に交流すると新たな出会いや発見があっていいいかもしれませんよ♪
ちなみに、私は公園で知らないお母さんに幼稚園の情報をいただいたり、遠回しに仕事の心配をされたりしました 笑 普段と違う見られ方をするのも、またちょっと面白かったりします。
2-3 仕事が好きな人は逆にストレスかも
仕事大好き!三度の飯より仕事が好き!という人は恐らく辛いでしょう。
そういう方はそもそも育休は積極的に取らないような気もしますが、仮に取ったらなかなかストレスかもしれません。
育児は納期もありませんし、ここまでで終わり、ということもありません。
そして、特に誰かから評価されるということもありません。親なら子供の世話して当たり前。ご飯作って当たり前と思われます。
昇給もないです。というかそもそも無給です。主婦や主夫の家事労働に給料は支払われません。
仕事が好きだ、という人が何をモチベーションにそう思っているかにもよりますが、お金や昇進を主な目的としている場合には、育休はあまりプラスには働かないような気がします。それは、ご本人はもちろん、ご家族やお子さんにとってもです。
ただし、育児も仕事として捉えて、
「家事育児スキルをアップしてやろう!」とか、
「ライフハックを楽しんで、楽に家事や育児をできる環境を設計しよう♪」
みたいに、仕事と似たような楽しみかたを見つけられる人にとっては、新たな発見ができるいいきっかけになるかもしれませんよ♪
3.育休制度をさくっと知りたい(参考URL)
おまけで、ちょっとだけ育児休業の情報を。本当におまけ程度です。
3-1 育休制度いろいろ
育休の取得を検討するなら、その仕組みや制度を事前に確認しておくに越したことはありません。
育児休業制度
条件や期間などが定められています。
サクッと理解するなら、厚生労働省のホームページや、動画がおすすめです。
参考 厚生労働省ホームページ
動画もあります。
「知っておきたい 育児・介護休業法(育児編ダイジェスト版)」(所要時間5分)
3-2 育児休業手当金の金額とその期間
平成26年4月から、育児休業給付金の額が増額され、育児休業開始前の賃金の給付割合の67%になりました。
意外と多いですよね。
ただし、期間は取得してから6ヶ月間、ということは要確認です。それ以降は、子どもが1歳になるまで50パーセントになります。
がしかし!【パパママ育休プラス】という制度を使って、夫婦のどちらも育児休業を取得すると、期間が2ヶ月延長されて、1歳2ヶ月まで延長できるということも要チェックです!
4.まとめ
いかがでしたか?
子どもや家族との時間や制度的な点など、育児休業を取得するメリットについて書いてきましたが、やはりそれぞれ感じ方や環境が異なりますので、一概に言えないところはあります。
しかし、実際に体験してみたことでわかったことが本当に多く、私個人としては育休の取得はオススメする以外の選択肢がありません!
特に、ワンオペ育児がどれだけすごいかは、本当に強く実感します。ぜひ経験して欲しい!
今検討していたり、取得することが決まっていてたのしみにしているお父さん(になる予定の方も)の参考になれば幸いです♪